火山活動による大噴火と津波に見舞われたトンガ。
この大惨事に各国は無償物資提供や資金援助を続々と表明してきています。
多くの国が支援を行う中で、どの国がどれほどの支援を行っているのかまとめたので紹介していきます。

各国の物資支援状況

オーストラリア
- 飲料水
- 通信機器
- シェルター
- 衛生用品
- 医薬品
ニュージーランド
- 真水製造機(1日7万リットル)
- 飲料水(25万リットル)
- 通信機器
- シェルター
- 衛生用品
- 医薬品
日本
- 飲料水
- 火山灰を除去するための高圧洗浄機
- マスク
- 手押し一輪車
- リヤカー
- ポリタンク
韓国
なし
中国
- 飲料水
- 食料品
合計28万元(約504万円)分の物資提供。
アメリカ
- 飲料水(現在、支援に向けて調整中)
- 衛生キット(現在、支援に向けて調整中)
イギリス
海軍艦スペイを再派遣。
オーストラリア政府を通じて物資支援済み。
各国の資金援助状況

物資の提供とともに重要となるのが、資金援助です。
特にインフラを壊滅的状況に追い込んでいるため、復興にはインフラの再構築が欠かせません。
また、海外から食料を確保するにしても、購入の資金等に充てる必要があります。
オーストラリア
なし
ニュージーランド
なし
日本
100万ドル(約1億1400万円)
日本が世界で最も資金援助しています。
韓国
20万ドル(約2285万円)
中国
10万ドル(約 1140万円)
アメリカ
10万ドル (約 1140万円)
イギリス
なし
日本からトンガへの寄付・義援金を送るための方法は、こちらでまとめています。
支援各国からのメッセージ
オーストラリア

ペイン豪外相
「道路や港湾、送電線など重要なインフラの被害を把握し、次の対応を決める」(1/16)
オーストラリアのケヴィン・ラッド元首相
「トンガへの支援提供ではオーストラリアが先頭に立たなくてはならない。さもなければ中国が大挙して押し寄せてしまう」(1/19ツイッター)
ニュージーランド
ニュージーランド国防軍
「一帯と、海抜が低い島々の被害の初期調査を支援」
「大気の状態が許せばできる限り早急に」
日本

林芳正外相
「我が国としてできる限りの支援を行っていく」(1/18コメント)
岸田文雄内閣総理大臣
「この度、火山島フンガトンガ・フンガハアパイの噴火と、それに伴う地震や津波により、貴国で大きな被害が発生しているとの報に接し、大変心を痛めており、日本政府及び国民を代表し、お見舞いを申し上げます。
日本政府として、貴国の復旧・復興のため、できる限りの支援をしたいと思います。被災された方々が一日も早く元の生活に戻れることを、心から祈念いたします。」(1/17)

松野博一官房長官
「今後、トンガ政府と詳細に調整する」 (1/18)
「早期復旧・復興に向け、オーストラリアやニュージーランドなど関係国と緊密に連携していく」(1/18)
韓国
韓国政府
「今後の被害状況により、追加の支援も検討する。」
中国

中国外務省の趙立堅報道官
「中国は今後、トンガの状況と必要に応じて現金と物資を支援していく」(1/20)
アメリカ
米大使館
「トンガの全人口に近い約10万人が被災し、家屋やインフラが損傷した可能性が高い」
イギリス

ベン・ウォレス英国防相
「イギリスはオーストラリアおよびニュージーランドと緊密に連携し、トンガの復興努力に協力する。長年にわたり英連邦のパートナーだったトンガを支援する用意がある」