即席麺の代名詞であるカップヌードルが値上げされることが決まり、世間からは戸惑いの声も上がっています。
日本のみならず、今や世界の味にもなっているカップヌードル。
1971年発売以降、長年愛され続けてきたカップヌードルですが、歴史を振り返ると何度も値上げを行っていました。
今回は、カップヌードルの値上げの歴史と理由を整理していきます。
カップヌードルが値上げされたと話題に!
カップヌードルの値上げは世間から注目を浴びています。
みんなに愛されているからこそ、ネットからは絶望に近い悲鳴が聞こえてきています。。。
カップヌードルほどの定番商品だと打撃を受ける人も多いですよね。
また、一人暮らしだったりすると、余計にカップヌードルの値上げはお財布に直撃しますよね。
今回の値上げに注目している人も多いですが、実は8回目の値上げだってご存知でしょうか?
値上げの歴史を振り返りながら、ここではカップヌードルの値上げの理由も合わせて紹介していきます。
カップヌードル値上げの歴史|1971年発売
まず、カップヌードルが発売されたのは、1971年9月です。
この時の希望小売価格は、「100円」でした。
当時の物価からすると、100円は高価だったことが分かっています。
1971年の物価は、あんぱんが30円だった時代なので、換算すると現在の300円程度だったと考えられます。
300円だったら、なかなか手が出ないですよね。。。
カップヌードル値上げの歴史|値上げ1回目
価格
日清食品は、1974年1月にカップヌードルの値上げを行っています。
改定前の希望小売価格:100円
値上げ後の改定価格:130円
理由
値上げの理由として下図の通り、日本の物価は1970年ごろから急激に高くなっています。
それに伴って、カップヌードルも値上げを行っています。
ここからは裏話ですが、実は1974年2月に値下げを行っています。
値上げから1ヶ月後に値下げなんて驚きですよね!
30%の値上げに市場が混乱し、値上げに世間が追いついていけなかったことが理由として挙げられています。
改定前の希望小売価格:130円
値下げ後の改定価格:120円
カップヌードル値上げの歴史|値上げ2回目
価格
1979年12月にさらに値上げを行っています。
改定前の希望小売価格:120円
値上げ後の改定価格:130円
カップヌードル値上げの歴史|値上げ3回目
価格
1983年6月に3回目の値上げを行っています。
改定前の希望小売価格:130円
値上げ後の改定価格:140円
カップヌードル値上げの歴史|値上げ4回目
価格
1990年6月に4回目の値上げを行っています。
改定前の希望小売価格:140円
値上げ後の改定価格:150円
理由
1983年のサラリーマン平均月収219,900円でしたが、1990年には283,800円に増加しています。(厚生労働省データ)
国民の給与が増えるにつれて、カップヌードルの値段も変化しているわけですね。
その後、正確な年代は不明ですが2000年頃は155円にさらに値上げされています。
カップヌードル値上げの歴史|値上げ5回目
価格
2008年1月に5回目の値上げが行われました。
改定前の希望小売価格:155円
値上げ後の改定価格:170円
カップヌードル値上げの歴史|値上げ6回目
価格
2015年1月に6回目となる値上げが行われました。
改定前の希望小売価格:170円
値上げ後の改定価格:180円
理由
日清食品は値上げに踏み切った理由は以下のように説明しています。
弊社製品の原材料価格は、新興国での需要拡大や円安の影響などを受けて上昇が続いているほか、包装資材や物流のコストも高騰しています。
特に小麦などの輸入に頼っている原材料は、価格転嫁されやすいんですよね。。。
カップヌードル値上げの歴史|値上げ7回目
価格
2019年6月に7回目の値上げが行われました。
改定前の希望小売価格:180円
値上げ後の改定価格:193円
理由
原材料や包材費・人件費・物流費の高騰を受けての値上げと発表されています。
カップヌードル値上げの歴史|8回目の値上げ
価格
さらに今回、またまた値上げが発表されました。
改定前の希望小売価格:193円
値上げ後の改定価格:214円
カップヌードル好きな私としても、これは痛い出費になりそうです(笑)
理由
上図にある通り、輸入している原材料の小麦や物流費の上昇が価格転嫁されたのが理由です。
カップヌードルの値上げまとめ
カップヌードルの値上げを、あまり気に留めていなかった人も今回の値上げをどう思ったでしょうか?
1971年発売以降の歴史を振り返ると、実は8回も値上げしていたなんて驚きました。
最近はインフレや物価高騰が騒がれていますので、身近な商品の値段の変化にも注目してみると良いかもしれないですね。